目次
・最近の変更
ー組み合わせに感想(評価)を付けた。
ーEntityCullingは見えているレールの描画もスキップする事があるので例から外した。
ーLumiは一回入れた後に抜いても問題無い事が分かったので再度追加。
ーSquidlessはよく調べたら機能が微妙だったので例から外し、削除した。
ーTCPNoDelayModはあまり役に立たなかったので削除した(1.7.10と1.12.2との遅延の差は少し感じるが致命的ではない)。
ーFoamFixは1.7.10シングルでも有用と判断したので例に追加(ラグが減っている気がする)。
・筆者のPCスペック
madoha-4862.hatenablog.jp
・1.7.10の軽量化&便利Modのリスト
NeodymiumやCoreTweaksの作者、makamys氏制作のリスト。
この記事で紹介していないModも沢山あるので沼にハマりたい人は漁ってみよう。
List of "Essential" 1.7.10 Mods · GitHub
UsefulModsの1.7.10, Performance。
github.com
・Neodymiumについて
Neodymiumは最新のOpenGLを使えるようにしてパフォーマンスを上げられるMod。描画速度の向上、FPSの上昇が期待出来る。
本家は更新が止まっていて、後述のFalseTweaksと併用するには非公式版が必要。
また、影をON→OFFにした時にブロックが黒くなるバグがあるが、ワールドに入り直すと直る。
Unimixinsが必要。
github.com
www.curseforge.com
・CoreTweaksについて
CoreTweaksはVanilaFixの起動高速化機能(大量のModに有効)やクラッシュの改善機能(開発、運転に有効)を移植しつつ、その他最適化、バグ修正、調整を行うMod。RTMとの相性が悪く起動出来なかったが、
coretweaks.cfgのoptimizationsで、
fast_default_resource_pack {
# Cache the folders contained in DefaultResourcePacks. Makes the biggest difference in dev environments and on slow file systems (looking at you Windows). [default: true]
S:_enabled=false
}
にすると起動出来るようになった。
Unimixinsが必要。
github.com
ー無印か、+nomixinかー
NeodymiumとCoreTweaksには+nomixinが付いているjarファイルがある。これはmodにmixinを内蔵していない事を表すが、無印と比べて特に何も変わらないので好きな方を選べば良いと思う。
・ArchaicFixについて
ArchaicFixはhi03氏の検証以降良い組み合わせが見つからなかったので載せるのをやめた。また、旧verやForkで使える1.8スタイルの描画機能は不安定すぎて使えなかった。
https://x.com/hi03_s/status/1840104160366342269?s=46
・CoFHTweaksについて
このModには1.8の描画方式(デフォルトでON、変更不可)が搭載されていて、ArchaicFixの旧バージョンやForkにも同じ物が搭載されているが、何故かこちらの方が安定している。
こちらもhi03氏が検証しているのでそちらを見て欲しい。
https://x.com/hi03_s/status/1840104165605028352?s=46
ー組み合わせの例ー
・CoFHTweaks
・CoreTweaks
・EntityRenderDistanceExtender
・Lumi
・SoundLimitExtends
・ExtendRenderDistance(OptiFineの代替)
・ZoomMod(OptiFineの代替)
・ShadersModCore(OptiFineの代替)
FoamFixは競合して使えなかった。
・1.7.10(安定版)OptiFine+FastCraft+Neodymium
昔から使われている組み合わせにNeodymiumを足してさらに軽くする。
非公式版を入れていて、もし影を有効化した時にクラッシュしたら本家Neodymiumを入れてみよう。
optifine.net
www.curseforge.com
ー組み合わせの例ー
・OptiFine
・FastCraft
・Neodymium
・CoreTweaks
・EntityRenderDistanceExtender
・Lumi
・FoamFix
・SoundLimitExtends
ー評価ー
既存のクライアントにNeodymiumを入れるだけで鯖も弄らなくていいのは楽だが、その分描画速度は1.12.2より遅く、描画の順序も同心円状のまま。
・1.7.10(安定版)OptiFine+FalseTweaks+Neodymium Unofficial
1.7.10の欠点「チャンク読み込みが遅すぎて高速走行に不向き」を解決出来る。
FalsePatternLib, Unimixinsが必要。
github.com
ー組み合わせの例ー
・OptiFine
・FalseTweaks
・Neodymium Unofficial
・CoreTweaks
・EntityRenderDistanceExtender
・Lumi
・FoamFix
・SoundLimitExtends
ー評価ー
手間がかかる分効果は大きいが、FalseTweaksのマルチスレッド化が重い上にFastCraftを使えないので軽量化の構成なのに要求スペックが上がってしまう。
ーマルチスレッド化する方法ー
Configの少し下にある、
# Enables multi-threaded chunk updating.
# Not compatible with quad triangulation (automatically disables it if you turn this on)
# Force-enables BSP_SORTING.
# COMPATIBLE WITH OPTIFINE AND SHADERS
# FPS impact: Significant FPS and world rendering speed gains. Even higher with Neodymium installed.
# [default: false]
B:THREADED_CHUNK_UPDATES=true
をtrueにするとマルチスレッドによるチャンクロードを有効化できる。描画速度がAngelica以上に爆速だがその分重く、RAM使用量も増える。
描画速度を遅くしたい時は、
# The amount of chunks renderers to update PER SECOND. This is a MAXIMUM limit, not a minimum.
# Every chunk has 32 chunk renderers (16 subchunks, each has 2 render passes)
# [range: 10 ~ 10000, default: 200]
I:CHUNK_UPDATES_PER_SECOND=100
このように値を小さくすれば良い。
また、
# The number of threads to use for chunk building.
# 0 - For very low-end CPUs. Makes chunk building run on a throttled thread to avoid freezing your pc
# 1 - Recommended
# 2-8 - For higher-end systems, with diminishing results
# [range: 0 ~ 8, default: 1]
I:CHUNK_UPDATE_THREADS=6
の値は増やした方が良いと思う。Core i5 13400FはPコア6個Eコア4個なので6にした。
ー既知の問題&発見ー
・FastCraft、ShadersModCore、HodgePodge、OptimizationsAndTweaksと競合する。
・RTM1.7.10.41&KaizPatch共にレールの道床が描画されない。
・H10BMの一部ブロックのテクスチャが読み込めない。
・FastCraftはfastcraft.iniでbufferTextureUpdatesをfalseにすると一応併用出来る(バグってまともにプレイ出来ない)。
・メイン環境のラグがまだ直らない。
・1.7.10(Beta版)Angelica
AngelicaはSodiumを他の軽量化Modの機能と合わせて1.7.10に移植したもの。チャンク読み込みが爆速になり、FPSが大きく上昇する。ただし、倉急ワールドなどの激重ワールドではFastCraftの方が強力(AngelicaはTPSが安定しなくてカクカクになる時がある)。
追記:Triple-Zeta氏より補足
Angelicaは画面が真っ黒になってプレイ不可になるバグがあるので使用は非推奨との事。
GTNHLib、Unimixinsが必要。
github.com
ー組み合わせの例ー
・Angelica
・CoreTweaks
・EntityRenderDistanceExtender
・SoundLimitExtends
・Zoom Mod(OptiFineの代替)
Lumiは競合して使えない。
ー感想ー
FalseTweaksに匹敵する描画速度、大幅なFPS向上、OptiFineより設定が楽という高性能ぶりだが、RTMと相性が悪い部分が多くそれらが正式版までに直る保証も無いので開発が盛んな今のうちにGitHubで問題を報告しようか迷っている。
ー影を使いたい人へー
RTMだとオブジェクトが真っ白になったり真っ黒になったりする。この時光源を持っているとなぜか明るさが反映される。
それでも影を使いたい時は、angelica-modules.cfgで、
# Enable Iris Shaders [Requires Sodium] [default: false]
B:enableIris=true
にすれば良い。ビデオ設定の右上にボタンが増えているはずだ。
ーおすすめShaderー
ComplementaryShaders_v4.7.2。
www.curseforge.com
www.mine-blog.tech
ーおすすめ設定ー
・処理優先
・描画距離32チャンク
・エクストリーム
・PBR無効+互換性モードON
・アンチエイリアスOFF(SSを撮るならONが良い)
・雲OFF
・水の波動OFF
・ブロックライトの色:140-140-140(もっと彩度を上げても良い)
影のバグとしては、「雲と水がカクカクになる」
「空が全体に描画されず、何もない空間がある」
他には、「アンチエイリアス有効時は動くとぼやけたりRTMのオブジェクトが勝手に動いたりする」などがある。
現状まともに使えるシェーダーはかなり限られていて、SEUSRenewedも使えない。改善を待とう。
ー設定の見た目が気に入らない人へー
Sodium由来のUIが嫌な人は、angelica-modules.cfgで、
# Enable Reese's Sodium Options [default: true]
B:enableReesesSodiumOptions=flase
# Enable NotFine Options [default: false]
B:enableNotFineOptions=true
とすれば良い。
NotFineはMixinを使って作られたOptiFineのような何か。これでOptiFine風の見た目になる。
ー起動時に「CodeChikinLib/Coreのバージョンが古い」と言われる人へー
非公式の物があるのでそちらを導入しよう。
www.curseforge.com
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ーSS、動画を撮りたい人へー
1.8以降での高速・前方優先のチャンクロードが出来る&影有りでも高FPS、という非常に素晴らしい環境にであるように思えるが、この真っ黒&真っ白バグの所為でSS・動画が撮りづらい。
https://x.com/everydayjrw/status/1813581414312615975?s=46
投稿より、ミップマップレベルの値を変更するとプレイヤーの周りだけこのバグが無くなるらしい。ミップマップレベルの値を変えた後ならSSを撮れる。ただ、この方法だと運転動画が撮れないのでまた別の方法を見つける必要がある。
通常時は黒い。白い。
ミップマップの値を変えた後。問題無し。
・1.12.2の軽量化Modのリスト
UsefulModsの1.12.2, Performance。
github.com
Opticraft
red-studio-ragnarok.github.io
・NormalASM / CensoredASM / LoliASMについて
主要機能はRAM使用量を減らす事で、VanilaFixやTexFixの機能も含んでいる。FoamFix / VintageFixとの併用で効果を増やす事も出来る(VintageFixはConsoredASMとの併用を推奨しているが、FermiumASMと併用しても不具合は無かった)。
MixinBooterとRedCoreが必要。
modrinth.com
www.curseforge.com
改良版のFermiumASMもある。MixinBooterに代わって独自のFermiumBooterを用いるが、他Modの為にMixinBooterは必要。
FermiumBooterが必要。
www.curseforge.com
ー名前の変遷ー
・LoliASMが出来る→検閲されてConceredASMになる→別の人が名前を変えたNormalASMを作る→さらに別の人がForkしてFermiumASMが出来る
・FastCraft2について
FastCraftの1.12.2版は一応あるが、OptiFineと併用出来ない。エンティティの改善とサーバー周りの最適化をするPerformantというModで代替出来るかもしれない、と思って入れたがあまり効果が無かった(性能不足の可能性もある)。
fastcraft-2.0.27.jar
web.archive.org
Performant
www.curseforge.com
・1.12.2(安定版)OptiFine
迷ったらこれ。
optifine.net
・1.12.2(Beta版)Optifine+Nothirium
NothiriumはNeodymiumと同じようにレンダリングエンジンを弄って最新のOpenGLを使えるようにし、描画パフォーマンスを上げるMod。
MixinBooter、RenderLibが必要。
www.curseforge.com
ー組み合わせの例ー
・OptiFine
・Nothirium
・Alfheim
・FermiumASM
・Surge
・VintageFix
・SoundLimitExtends
ー評価ー
NothiriumがBeta版の割にはかなり安定していてバグらない。FermiumASMも高機能で優秀。1.12.2はFastCraft無しでも重いワールドで快適にプレイ出来るのが大きな魅力である。
・1.12.2(Beta版)Vintagium
SodiumのForge移植版であるRubiddiumのFork、Embeddiumの1.12.2移植版。CleanRoom環境でないと動かないと思われていたが、普通のForge環境で起動出来た。ただし、影は使えない。
DLにはGitHubへのログインが必要で、ページの上の方にある「Actions」タブから✅マークが付いてる一番上の項目に行き、下にある「Artifacts」からDL出来る。
Zipに入っている「dev」が付いてない物をmodsに入れよう。
OptiFineと共存不可。
github.com
ー組み合わせの例ー
・Vintagium
・Alfheim
・FermiumASM
・Surge
・FoamFix
・SoundLimitExtends
VintageFixはRTM追加Packのテクスチャが吹き飛ぶので使えない。
ー感想ー
1.12.2に対する1.7.10の優位性の一つとして影を使う時の選択肢の多さがある。1.12.2は今のところOptiFineしか影を扱えないのだ(GLSLShadersModは起動出来ない)。Oculusは作者が数ヶ月活動していないので1.12.2版がリリースされる見込みは無い。Vintagiumはバグが無く普通に使えるがしばらく相方のいない寂しい状態になるだろう。
・その他軽量化Mod+便利Mod
ーEntity Culling(1.7.10, 1.12.2)ー
視界の外かブロックに隠れているブロックやエンティティの描画をスキップする。
modrinth.com
ーFoamFix(1.7.10, 1.12.2)ー
1.12.2ではメモリ使用量を削減。両方でサーバー周りの改善、脆弱性の修正。
modrinth.com
ーVintageFix(1.12.2)ー
FoamFixの改良版。FerriteCore、VanilaFixの一部機能を含んで読み込み時間の短縮が出来るようになった。OptiFineとの併用は非推奨となっているが、実際に併用しても特に不具合は無かった。
MixinBooterが必要。
modrinth.com
ーLumi(1.7.10)ー
照明エンジンの置き換えで軽量化するMod。ワールドに入る時に照明エンジンを置き換えてもいいかの警告が出たら「はい/Yes」で進もう。
ChunkAPI, FalsePatternLib, Unimixinsが必要。
www.curseforge.com
ーAlfheim Lighting Engine(1.12.2)ー
Botaniaのアドオンではなく、PhosphorのForkのHesperusのForkで、所謂「テセウスの船」状態になっている、照明エンジンの置き換えをするMod。
MixinBooterとRed Coreが必要。
www.curseforge.com
ーSurge(1.12.2)ー
モデルやサウンドの読み込みを高速化したりしてロード時間を減らす。
modrinth.com
ーZoom Mod(1.7.10)ー
OptiFineを入れていない環境でもズームが使える。拡大倍率が高い。
OptiFineとの併用も可能。
www.curseforge.com
ーSimpleZoom(1.12.2)ー
上と同じ。こっちはさらに倍率が高い。
www.curseforge.com
ーEntity Render Distance Extender(1.7.10)ー
エンティティの描画距離を延ばす。Configで距離を設定可能。
www.curseforge.com
ーExtendRenderDistance(1.7.10)ー
描画距離をデフォルトで64チャンク、Configで32bit整数の最大値まで拡張出来る。
web.archive.org
ーSoundLimitExtends(1.7.10, 1.12.2)ー
Minecraftで同時に鳴らせる音の数を増やすMod。
github.com
・今後活躍が期待出来そうな物
ーOculus(1.12.2)ー
Iris ShadersのForge移植版。1.12.2版が出ればVintagiumと併用出来るはずだが、1.12.2のビルドは無く、しばらく更新が止まっているのでリリースの望みは薄い。
github.com
・Thanks
Triple-Zeta https://x.com/ZZZgundam2001
ミスを指摘して頂きました。
https://x.com/zzzgundam2001/status/1834115124871004249?s=46